森田鋳工の京浜島移転は昭和50年代。
当時クローズアップされていた公害問題を、完全に解決するためでした。
同じようにいま私たちは、緊急の課題となっている環境問題の解決に向け、資源の有効活用やリサイクルなどを積極的に進めています。
また、鋳物産業の社会的責務として、事故のない安全な職場づくりにも邁進しています。
資源の有効活用~歩留まりの向上
製品以外の部分(湯口等)も再度溶解し、最終的に歩留まり100%をめざしています。
また、その他すべての工程で歩留まりの向上をめざし、研究を行っています。
資源の有効活用~砂のリサイクル
鋳造で大量に使用する砂は、できるだけ多く長く使えるよう、砂再生機にかけリサイクルを行っています(砂の再生率年間平均98%を維持)。
最終的にリサイクルできなくなった砂も、他社を通じてセメントの原材料にしています。
自然との共存~環境汚染の防止
環境のためにできることを、身近なことから実践しています。
たとえば工場敷地内の排水管は、社員の手でマンホールの蓋を製作し、雨水管と汚水管に明確に区別。
工場外に汚水が流出しないよう、細心の注意を払っています。
安全意識の向上~無災害を日常に
安全・安心に働ける職場づくりをめざし、パートを含む全社員が毎週当番制で安全パトロールを実施。
また、毎月一回、工場全体で安全に対する勉強会を行い、パトロールの結果や対策などを検討し合うことで、つねに高い安全意識を維持しています。